知って驚く!日本のお菓子にまつわる雑学10選

普段何気なく口にしている日本のお菓子には、意外な歴史や由来、そしてちょっと不思議なトリビアが隠れています。駄菓子から和菓子、スナック菓子まで、知れば知るほど奥深いお菓子の世界をのぞいてみましょう。

① 「まんじゅう」の起源は中国? 実は肉入りだった!

今でこそあんこが定番のまんじゅうですが、もともとは中国から伝わった「饅頭(まんとう)」が起源です。

中国では肉や野菜を包んだ点心として食べられていたものが、日本に伝来する過程で精進料理の影響を受け、中身が豆あんに変化していきました。

鎌倉~室町時代に禅僧によって伝えられたという説が有力です。

② 「ポッキー」の名前はあの音から来ている

1966年に江崎グリコが発売したポッキーは、今や世界中で愛されるロングセラー商品です。

その名前の由来は、チョコレートでコーティングされたビスケットを口でかじったときの「ポキッ」という音から命名されたといわれています。

シンプルで耳に残る名前が、商品の食感まで伝えているというのは秀逸なネーミングですね。

③ 「歌舞伎揚」のデザインは歌舞伎の家紋がモチーフ

天乃屋の歌舞伎揚は、表面に刻まれた模様が特徴的なおせんべいです。

あの模様は歌舞伎役者が使用する「定紋(じょうもん)」と呼ばれる家紋をモチーフにしており、四角いものは「四角形の定紋」、丸いものは「丸形の定紋」をイメージしています。

名前だけでなく見た目にも歌舞伎の世界観が込められているのです。

④ 「きんつば」はもともと丸かった

現在の四角い形が定番のきんつばですが、江戸時代に誕生した当初は刀の鍔(つば)に見立てた丸い形をしていました。

当時は「銀鍔(ぎんつば)」と呼ばれており、その後「金の方が縁起がいい」ということで「金鍔(きんつば)」に改称されたとされています。

時代とともに形も変わり、今の長方形スタイルが主流になっていきました。

⑤ 「カール」は西日本限定になった理由がある

明治が1968年に発売したカールは、日本初のスナック菓子のひとつです。

しかし2017年、生産・販売を西日本限定に縮小することが発表され、大きな話題になりました。

その背景には、スナック菓子市場の競争激化による販売不振があったとされています。関東では店頭から姿を消したカールは、今や西日本の「ご当地お菓子」的な存在になっています。

⑥ 「羊羹」に羊は入っていない? その意外な歴史

「羊羹」という漢字を見ると羊のスープをイメージしますが、実際には羊は一切使われていません。

もともと中国では羊の肉を使ったスープ料理を指す言葉でしたが、仏教の影響で肉食が禁じられていた日本では、精進料理として小豆と小麦粉で代用品が作られました。

それが現在の羊羹の原型です。名前と中身がまったく異なるという、ユニークな食文化の変容の例です。

⑦ 「たい焼き」は東京の浅草が発祥の地

明治42年(1909年)、東京・麻布十番の「浪花家総本店」が初めてたい焼きを販売したとされています。

当時は今川焼きが主流でしたが、縁起のいい「鯛」の形にしたところ大人気になったといわれています。

なぜ鯛の形かというと、当時の庶民にとって本物の鯛は高価で手が届かない憧れの食べ物だったため、せめてお菓子でその形を楽しもうというアイデアからだったそうです。

⑧ 「雷おこし」は江戸時代のお土産菓子の定番だった

浅草の名物として知られる雷おこしは、江戸時代から続く伝統菓子です。

家をおこす(建てる)」「名をおこす」という縁起のいい言葉にかけて縁起菓子として親しまれてきました。

浅草の雷門にちなんだ名前であることも相まって、江戸時代の旅人たちが帰りに買って帰る定番のお土産でした。現代でも浅草の観光土産として根強い人気を誇っています。

⑨ 「じゃがりこ」の名前は人名から来ている?

カルビーの大ヒット商品「じゃがりこ」は1995年に発売されました。

その名前の由来は、開発担当者の友人「りかこさん」がじゃがいもを使ったスナックのモニターとして試食に参加し、気に入ってパクパク食べていたことから「じゃがいも+りかこ」で「じゃがりこ」になったというエピソードが伝わっています。

身近な人の名前が商品名になるという、ほっこりする由来ですね。

⑩ 「落雁(らくがん)」は精巧な芸術品でもある

米粉や砂糖を型に押し固めて作る落雁は、お盆や法事に供えられる和菓子として知られていますが、その造形の美しさは一種の芸術品といえます。

日本各地に独自の落雁文化があり、金沢の森八「長生殿」は日本三銘菓のひとつに数えられるほど。

食べるのがもったいなくなるような繊細な細工が施されたものも多く、和菓子の職人技の結晶といえる存在です。

おわりに

日本のお菓子は、歴史・文化・庶民の知恵が詰まった奥深い存在です。次にお菓子を手にするときは、その背景にある物語を思い浮かべながら味わってみてはいかがでしょうか。きっといつもよりおいしく感じられるはずです。

諸説あるものも含みます。由来や歴史については複数の説が存在する場合があります。

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